ノーログVPNのおすすめは?匿名性の高いVPNサービスの選び方

本サイトはプライバシーを重視する方のために匿名性の高いVPNサービスをご紹介しています。

近年、SNSでの誹謗中傷などによって発信者が逮捕されたり身元を特定されるといったニュースを多く目にします。他人への誹謗中傷が非難される事は当然ですが、ネットで身元を特定する事が意外と簡単だと知って心配になっている方も多いのではないでしょうか?

正当な理由があれば100万円程度で特定できます

法に触れていなくても特定の趣味嗜好や思想を持った方々がネット上で追跡・監視されたり身元を特定されるといったケースは少なからずあります。

そこで、本記事ではプライバシーを守る事ができる匿名性の高いVPNサービスの選び方とおすすめVPNサービスをご紹介していきたいと思います。

VPNに高い匿名性を求める場合は次の3つの条件で探すと良いでしょう。

匿名性の高いVPNサービスの条件

1. 外部機関によってノーログポリシーが証明されている

2. 高度な匿名化機能を提供している

3. 実際にノーログポリシーが証明されている

最初に結論をお伝えします

これから匿名性の高いVPNサービスを選ぶのであれば次の3つのVPNサービスから選ぶ事を強くおすすめします。

  • NordVPN … オールラウンドで使える優秀なVPNサービス
  • Private Internet Access … LinuxでもGUIアプリが使えるVPNサービス
  • ExpressVPN … セキュリティに力を入れているVPNサービス

初めてVPNサービスを使うのであれば、弊社でも利用している「NordVPN」を強く推奨します。

NordVPNはもっとも人気の高いVPNサービスですから利用者が多くPCやスマホアプリが非常に使いやすいです。価格も手頃ですし、初めてVPNを使う方にも安心できる30日間の返金保証制度がありますから、もしも使ってみて自分に合っていないなと思ったら解約して支払った金額を返金してもらえます。

気になる匿名性ですが、PwCという外部機関によってノーログポリシーを証明しているため安心して利用できる上にDouble VPNという高い匿名性を提供するオプションも無料で利用できます。ノーログポリシーの証明やDouble VPNについては、この後で詳しく解説します。

30日間返金保証あり

匿名性の高いVPNサービスの選び方

VPNサービス選びで失敗しないために、弊社がおすすめする匿名性が高いVPNサービスを選ぶ3つの条件について分かりやすく解説します。

1. 外部機関によってノーログポリシーが証明されていること

ネットでVPNサービスを検索している方は、どのVPNサービスの公式サイトを見ても「ノーログポリシー」と書かれている点に気付いた事でしょう。

大抵のVPNサービスはノーログポリシーと宣伝していますね

ノーログポリシーと書かれているとログを保存しないのだから匿名性が高いのだろう、と思いがちですが正しくありません。実際にはすべてのログを保存しない、という事は現実的に無理があります。たとえば同時に接続できる端末数に制限をかけたりユーザーサポートのために利用しているアプリの情報などをログに保存しなければいけません。そのため、ノーログポリシーとは全ログを保存しないのではなくてVPNサービス会社が指定したログについては保存しないというポリシーを指します。

たとえば日本の某VPNサービスはノーログポリシーと公式サイトに書かれていますが、その一方で不正行為を検出したらアカウントを削除するとアナウンスしています。これはユーザーの暗号化通信を解除して通信内容を検査しているという事です。

このように、ノーログポリシーと書かれていても安心して利用できるわけではありません。そこで、外部機関によってノーログポリシーについて検査を受け、ユーザーを特定できるログを保存していない事を証明しているVPNサービスを使う事をおすすめします。

利用者の多いVPNサービスの中でもNordVPNとExpressVPNはPricewaterhouseCoopers(通称:PwC)という監査機関によってノーログポリシーの検証を受け、利用者を特定できるログを保存していない事を証明しています。また、そのレポートも利用者向けに公開しています。

また、Private Internet AccessはDeloitteという監査機関によってノーログポリシーの検証を受け、利用者を特定できるログを保存していない事を証明しています。また、そのレポートも利用者向けに公開しています。

ノーログポリシーはかならず外部機関によって検証されているVPNサービスを選ぼう

2. 高度な匿名化機能を提供していること

ノーログポリシーで運営されているだけでなく、更に匿名性を高める方法を提供しているVPNサービスがNordVPNとPrivate Internet Accessのふたつです。

NordVPNとPrivate Internet Accessはどちらもマルチホップという匿名化機能を提供しています。これは複数のVPNサーバーを経由させる事で匿名性を高める機能です。

複数のVPNサーバーを経由するマルチホップ接続

たとえばGoogleにアクセスする場合、ユーザーは最初に1つ目のサーバーに接続します。そして自動的に2つ目のサーバーの転送され、それからGoogleに接続します。

つまりユーザーが利用しているISP(インターネット・サービス・プロバイダー)では1つ目のサーバーに接続しているように見えますが、Googleから見ると2つ目のサーバーからアクセスが来ているように見えます

複数のVPNサーバーを経由するとアクセス元をたどる事が非常に困難になるため、マルチホップ接続を使うと匿名性が非常に高くなります。

なお、NordVPNではマルチホップ接続の事を「Double VPN(ダブルVPN)」と呼んでおり、Private Internet Accessでは「Shadowsocks(シャドウソックス)」と呼んでします。

Double VPNとShadowsocksに関する詳しい解説は次の記事をご覧ください。

ノーログVPNの匿名化レベルを上げる|NordVPNのDouble VPNを解説 ノーログVPNの匿名化レベルを上げる|PIAのShadowsocksを解説

匿名性を更に向上させるにはマルチホップ接続がおすすめ

3. 実際にノーログポリシーが証明されていること

サーバーを押収されたExpressVPN

VPNサービスはその特性上、捜査機関による家宅捜索やサーバーの押収、法廷への召喚がよくあります。

たとえばExpressVPNは暗殺事件が発生した際、被疑者の仲間がExpressVPNで通信していたためサーバーを押収された事があります(実際にはこれ以外にも何度もサーバー押収されているようです)。

しかしサーバーには利用者を特定できる情報が一切記録されておらずサーバー押収は無駄に終わりました。

法廷に召喚されたPrivate Internet Access

Private Internet Accessは不正アクセスの裁判で何度も法廷に召喚されていますが、顧問弁護士によって毎回「ユーザーを特定できるログを保存しいない」という証言がなされています。

ノーログポリシーについて興味がある方は次の記事も参考にしてみてください。

ノーログVPNよくあるご質問

無料のVPNと有料のVPNでは何が違うのですか?
無料のVPNは本当のIPアドレスを隠す事ができますが匿名性はありません。有料のVPNサービスはサーバー台数や通信回線、ユーザーサポートに力を入れているので快適に利用できます。また、ノーログポリシーを守っている場合は匿名性が非常に高くなります。
詳しくは「ノーログVPNは警察による発信者特定を難しくするのか」をご覧ください。
VPNとTorを組み合わせて使った場合、ISPにTorを使っている事が分かりますか?
ISPのログに残るのはVPNサーバーとの通信に限定されます。VPN接続中にアクセスした内容は一切ISPには分かりません。
Windowsを使っています。WindowsのVPN設定を自分で変更する必要がありますか?
VPNサービス会社から提供される専用のVPN接続アプリを使うので、ご自身でWindowsのVPN設定を変更する必要はありません。
支払いにクレジットカードを使ったとしてもログが無い以上、VPNを通して行われた行動とVPN購入者を結びつけるのは難しいでしょうか?
応えは「YES」です。ただしメールアドレスは記録されるので、普段利用しているメールアドレスで登録する事は控えた方が良いでしょう。これは特定の人物がVPNを契約しているのか調査する際の対策として重要です。
ノーログVPNで匿名性を確保できるならば、インターネットでやりたい放題になるのでは?
ノーログVPNは国民を監視下に置く国家で活動する方や身元を特定されると生命・身体の危機にあう方々にも利用されています。その一方でノーログVPNは高度にプライバシーを守るため必然的に犯罪にも利用されているのは事実です。
ノーログVPNを使っていれば絶対に身元を特定できないのですか?
絶対という事はありません。特定のコミュニティ(会社内や友人間など)で行われたサイバー犯罪ではVPNを使っても逮捕される事があります。また、不注意から自分の情報を出してしまったりマルウェアによる暴露などで身元を特定されるケースもあります。